(’00年1月 “屈辱の地獄研修”)
私にとっての屈辱の4日間の研修に行って来ました。これが2月、3月にもあると思うとゾットします。私には人並み以上のプライドがあります。しかし今の自分にはそのプライドを捨てる勇気がありました。とは言え辛かった。
研修メンバーはディーラーの保険担当や店主の息子、しかも現役の研修生数名の使用人は、まだこの業界に1年の経験のないひとばかり。そんな中でどんな思いで研修しろというのか?中には私が指導した後輩や店主が、私の講演を聞いたという人もいました。
他の研修で来ていた三井海上の管理職の方々から会う度に『講演にきたのですか?』と、何人もの人に言われ、その度に弁解をして、情けなくなりました。
でも素直にいい勉強になりました。研修の中身より、その場から抜け出さなかったことが。
あと2クールもすべてを捨てて行くと思います。(ただ忙しい中4日間はキツイ)もともと生保については、独立時に2年間経験しましたし、奥の深い物で片手間でやるべきではないことと、まして2足のワラジを履いてやる程甘くないとの考えで要望のあった方のみ販売してきましたが、よく考えたら今後積極的に売るかどうかは別に、本当の意味でのコンサルタントセールスの出来ない私に契約を下さった方に失礼に思いまして、今回の使用人研修に応募する決心となりました。
知識もなく、ただ資格を持って、会社に言われ、手数料がいいからと無責任に取り扱う、
そんな代理店にだけはなりたくはない。いい加減な代理店で自動車保険をつけている人を見て、いつも可哀想と思ってきました。しかし今回は私自身がその立場に立たされていますので、お客様のためと言う前に自分のために頑張りたいと思います。
流石に私の身近にいるTさんだけは、今回の勇気に敬服すると言って下さり、刑務所から出た思いでしょうと『お務めご苦労様』と出所祝いの言葉を言っていただけたのには、泣ける思いで嬉しかった。“生涯勉強、努力あるのみ” つくづく、いやな言葉です。
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