息子真史(マサフミ)は何を思ったのか 中学2年頃自分の小遣いで通販でドラムを買った。その頃野球をやっていたのでドラム教室も通えずビデオを見ながら練習をしていた様子。中学最後の文化祭での演奏がデビユーだった。
その後高校もずっと野球をやっていてドラムはどうだったのか覚えていなかったら突然高校卒業の頃東京の音楽大学に行きたいと言い出した。
当然反対をして断念し浜松大学に入学。 大学が下宿生活だったので軽音楽部に入学したことくらいしか知らなかった。
大学1年の秋頃に自宅に帰って来た時に浜松駅前のアクトシティでのライブのチラシを置いて行ったので家内とこっそり見に行った。1年生でいきなりの野外ライブに親の方がドキドキの思いであったが何とかこなしていた。見つからないよう遠く離れたところで見ていたが、いろんな思いもあり家内と泣きながら見ていた。
その後の2年の大学の学園祭も演奏がある様子で、こっそり見に行った。
その後地元小坂井に毎年やって来る恒例のベンチャーズのコンサートがあり息子の友人の分と合わせて買って無理矢理連れていった。
そうしたら3年生の時、浜松大学の近くの都田祭りに「ベンチャーズをやるから見に来てもいいよ!」と連絡があり初めて堂々と見ることが出来た。
自分達のジャンルとまったく違うベンチャーズの演奏を聞きながら親孝行の思いに感動した。
その後大学を卒業して昨年5月に大学の先輩と編成したグループで静岡市民会館でのライブもあり、それもチケットが置いてあったので内緒で勝手に見に行った。
自分の大好きな浜田省吾やいろんな有名なアーティストのコンサートも開催される会場での大舞台でのライブには驚くばかりだった。
そして今年自分の友人のグループにドラムがいないからと誘われ社会人のグループとの活動を始めた。
そのグループでのライブが3月に安城市内であり約20曲くらいの演奏を聴き、まったく知らない、しかも数回の練習しかしていなくてもあれだけの演奏が出来る我が子の成長に感動をした。
その感動の思いがどうしても頭から離れずに6月2日にお客様でもあるライブハウスでの会場でのライブが実現した。
何も考えずでの思い付きで、企画して会場をどう埋めようかと思い必死で友人夫婦や知人に依頼をしているうちに、やはりお客様である病院の先生ご夫婦のところで10名の予約をいただけて結果的には定員オーバーの約50名でライブを迎えることが出来た。
曲目は自分の大好きなオールディーズのダイアナ、スタンドバイミー、カンサスシティーなど最後の2曲目くらいからは踊り出す人達でパニック状態となり、アンコールもありで無事にライブは終わった。
本当に親馬鹿な話ではあるが自分のしたくても出来なかった野球活動、音楽活動を息子がいろんな夢を叶えてくれることが本当に嬉しく思えた。
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