新社会人 水田真史 ご挨拶  平成18年 夏

拝啓 皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、私は今春何とか大学を卒業することが出来ました。そして、家業の関係で三井住友海上火災保険株式会社に研修生社員としてお世話になっています。入社後は集合研修や資格テストなどがありましたが、何とかクリアーし正式採用していただき、こうして皆様にご挨拶させていただきます。

私が小学校1年生の時、父親は保険業界に入りました。そのころ私の夢はケーキ屋さんになることでした。父親の仕事の印象は、行楽に行った途中に事故の電話で急に中止になったり、深夜に電話口で大声で怒鳴りあったり、週末にもあまり休みもとれず・・・。いい印象はもっていませんでした。そんなこともあり父親の仕事にはまったく関心がありませんでした。

大学4年になったころリクルート活動を始めましたが、保険業界以外でリクルートしていました。しばらくしてある企業に内定がきまりました。そんな時期のある日の早朝、浜松の下宿先からアルバイトに向かう山道で自損事故を起こしてしまいました。車は大破して自走も出来ず、怒鳴られることを覚悟で父親に連絡をしました。すぐに飛んできてくれました。そして、怒るどころか「怪我はなかったか? 事故なんて誰でもいつかはするもんだ・・・」とやさしい言葉をかけてくれました。そして手際よく警察やレッカー車の手配を。

その時はじめて父親の仕事に感動を覚えました。お客様はこの安心感で父親と契約しているのだと。私が幼い頃、車でどこかに行く途中の事であります、通りがかりに交通事故を見ると知り合いでもないのに車を止め、事故処理を手伝いだしたことがありました。

内定先の会社に約10年間勤めていた人を父親に紹介されました。今は保険代理店をされているそうです。その人に内定の会社の話しを聞いた時こんな事を言われました。「おとうさんの仕事を継ぐつもりだったら遠回りをせず、すぐに保険業界に入ったら・・」と。そのことが引き金になり保険業界に入る決心が付いたのです。

保険は形のない「安心」という商品、事故処理対応などは奥の深いノウハウがあるといいます。いろいろな研修を受け、色々な資格テストをクリアーしなければならなりません。本当に前途多難な仕事だと思います。しかし、全力をつくし精進する覚悟であります。どうかご支援、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。
                                                  敬具 


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