ＭＩＴＯ倶楽部 （我が良き友よ）

平成１４年３月２２日　北陸旅行

私は平成８年に息子の通う中学校のＰＴＡ副会長を勤めた。その時の会長“Ｏ氏”、前年度の会長“Ｉ氏”、そして次年度の副会長“Ｔ氏”と私の４人でＭＩＴＯ倶楽部をつくった。三代にわたるＰＴＡ役員で構成されているクラブだが、決して仲良しでもない。たまたま同世代でもあり、職業もみんな違うことから気がねなく付き合えるため、一緒に遊んでいる内にいつの間にか５年の歴史が出来た。

“Ｍ”はＭＩＺＵＴＡのＭで、メンバーのなかでは最年長。“Ｉ”はＩＮＯＵＥのＩで、昼間は会計士だが、またの名を“夜の帝王”とも呼ばれ、略して“夜帝（よてい）”。　ＭとＴの会社の経理顧問である。遊び人だけあってゴルフは一番上手い。“Ｔ”はＴＩＫＡＤＡのＴで、町のパン屋さん、近田のパンで通称“チカパン”と呼ばれている。双子の父親である。　何故かＢＭＷのちょっと肥ったライダー。“０”はＯＺＡＷＡの０で、大企業の管理職だった。が、つい最近思うところがあり退職した。今回の“ＭＩＴＯ倶楽部”の北陸旅行に行きたくて退職したのではという説もあるが、本人は否定している。頭が丸刈りのためお坊さんと間違えられる。名前は秀年（ヒデトシ）だが、通称“シュウネン”と呼ばれている。

“ＭＩＴＯ”とは４人の頭文字でもあるが、地元宝飯郡御津町（みと）をもじった名前でもある。結成当時は２〜３ヶ月に一度飲みに行く程度で、１年に１度ゴルフをするぐらいの付き合いであった。一昨年くらいから毎月麻雀をするようになった。そして先週はついに念願であった一泊の“ゴルフ＆麻雀ツアー”を敢行し、北陸に行って来た。毎月の定例麻雀

の開催場所は“Ｍ”の家で、ビール等飲み物をＭが提供、“Ｉ”はお寿し、“Ｔ”は商売用のパン、“Ｏ”はお菓子をそれぞれ持参する。麻雀の最中Ｍはとにかく無口になり勝負に専念、“Ｉ”は余裕もなく考えてばかり、“Ｔ”はいつも何故か笑っているだけ、“Ｏ”は持参のお菓子を食べるか喋るかで一人うるさい！本当に麻雀は性格がよく出る。

また、“Ｉ”は五木ひろしの物まねが得意で演歌専門、“Ｔ”はオールマイティーで何でも歌える、特にサザンが得意。“Ｉ”と“Ｔ”は本当に甲乙付け難い程歌が上手い。Ｏ”は“ミスチル”から“長渕”を得意としている。決して上手いとは思えないが歌唱力、声量はある。“Ｍ”はただ聞く専門。Ｍ以外の３人はパチンコやり、パチンコの話題ではＭは蚊帳の外。

Ｔは仕事柄出来ないが、他の３人は同じソフトボール同好会の会員である。　４人に共通しているのはみんな野球が好きである。Ｏ以外はみんな巨人ファンだ。今回の“北陸ゴルフ＆麻雀ツアー”はほんとうに楽しい旅行であった。この年になって本当の友達が出来たという思いを強くした。