♪人生劇場♪


THE YAKUZA    2001年2月某日


先日のことである、取引先の娘さんから事故の連絡が入り現場に急行した。現場に着いた私を見て彼女は、『ウィンドウにスモーク貼ったボルボで、サングラスかけた大柄なヤクザみたいな人が乗り込んで来たので助けて!』と、再び携帯から親に通報した。私と彼女は面識がなく勘違いされてしまったようだ。

すぐに名刺を出し、なんとか解ってもらえた。そうしたら今度は・・・、事故の相手方が何を勘違いしたのか、当方の彼女が分が悪い事故なのに『こちらはたいしたことないですから修理はしてくれなくてもいいですよ。』と言われるのだ。相手方は、明らかに塗装修理だけではでは済まない状況であり、バンパー取り替えになる程の傷み具合である。

一方、彼女の車は年式が古い車なので、明らかに「全損査定」(修理代が車の時価額を上回る)になってしまう状態だ。多少でも相手方から損害が回収出来るようにと、何とか説得し理解をいただいた。このデブな風貌が、相手に威圧感を与えてしまっている事に、反省する気はまったくない。しかし、多少のダイエットはしなければいけないかな、とは思う。

以前にはこんな事もあった。国道走行中、進路変更する車に目をやると、取引先の病院のお嬢さんだったので、手招きで進路を譲った。そうしたら、彼女は何を思ったのか猛スピードで逃げるように走り出した。私は、なにか誤解をなれたなと思い、誤解を解こうと追いかけた。彼女は信号無視までして逃げ去ってしまった。偶然にも、その病院に向かっていた。病院に着いたら、院長から『さっき娘がヤクザに追いかけられた』と私に話されるのである。

『院長・・、実はそれ〜、私です』と白状したら、大笑いとなった事がある。しかし、お嬢さんは余りの恐怖感?で許してくれなかった。私は、目が日差しに弱く、雨の日以外は昔からサングラスをかける習慣である。これからは、妙に誤解をされないように、サングラスをかけるT.P.O.を考えなければいけないと感じた一日であった。でも〜、サングラス=ヤクザとは限らないんだけどな〜。



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