2000年8月8日 愛車盗難事件

愛車の登録番号豊橋33 ね 9384 トヨタ マークU


この車を見かけたらご連絡下さい

PART T(8月7日)
今日の昼前の事である。外回りの営業から事務所に戻り、また午後から出かける予定なので事務所隣りの我が社の駐車場にいつも通り、車を駐車した。事務所でデスクワークをし、再び出掛けようと駐車場に出た。あれ?愛車がない!! 一瞬、自分がボケてしまったのではと・・、自分の目と頭を疑った。落ち着いて駐車場を見渡してもやっぱり車はない。(駐車場の広さは15坪程)事務員に聞くと、昼食から帰って来た2時には間違いなく車はあったと言う。

私が外に出たのは午後3時頃。車が消えたのは、2時〜3時の1時間ということになる。ガ〜ン自動車泥棒にあったのだ。暑さのためか、それに気付くのにしばらく時間を要した。2時頃事務所に寄られたお客様もあとで確認したら、『車があったから寄った』とのこと。日頃お客様には『最近盗難が多いから十分お気を付け下さい』とアドバイスしていたのだが・・・。災難なんてこんなものだなと痛切に感じた。

まさに“まさかの時の保険”この体験を一人でも多くのみなさんにお伝えするのが私の仕事だな・・、と再認識した。早速、豊川警察署に盗難届け出をだした。「保険屋が盗んで下さいと言わんばかりに、キーを付けたまま車を離れるなんて・・そんなイヤミに返す言葉も無かった。

万一、私の盗難車で大きな事故でも起こされたら・・、私の管理責任は免れないことでしょう。盗まれたことの腹立ちよりもその責任の重さと、世の中本当に悪い奴がいることにショックである。ご丁寧に車のキーには事務所と自宅のカギまで付いていた。その取り替えはすぐに出来たが、財布と免許証も車に置いてあったのだ〜。
しばらくの間、立ち直れないだろうな・・??。

PART U(8月8日)
今日の午後3時頃、安城市(豊川市から西へ30q)で車検証だけ見つかったと警察から連絡が入った。『送って下さい』と言ったら『直接取りに来なければ渡せない』とのこと。仕方無しに安城市の交番へ向かった。海外に売り飛ばされる程、価値のある車ではないので、何らかの逃亡の足替わりに使われたと思われる。車検証は道端に捨てられていたらしい。

犯人を恨む反面、事故などしないで欲しいと複雑な心境である。つくづく因果な仕事だと思う。親しい中古車販売店が、気分転換にと代車にベンツを貸してくれた。たとえベンツに乗って仕事しても気持ちはブルーだ。この先どうなる事やら落ち着かない日々である。
 
(呆れた無防備な保険屋の反省日記)

PART V(8月12日) 盗難車発見
8月12日早朝の5時半、西尾警察署より電話が入った。盗まれた愛車が発見されたとのこと。西尾市は車検証の発見された安城市の隣町である。午前の用事を済ませ、西尾市に向かった。同市に住む友人と会い、彼の案内で警察署に出向いた。我が愛車に対面して唖然としてしまった。見るも無惨な姿になっていた。友人は私の気も知らず笑っていた。

担当の警察官に発見に至る経緯を聞いて、またもや愕然。最悪の事態になってしまった。
事故による複数の被害者の方々がみえたのである。しかし、不幸中の幸いで、ケガ人はなかったようなので(^。^;)ホッとした。建物一部損壊2棟、損傷車両3台で3人の方が被害を被った。1台の車両は全損状態ということだ。

赤線のように走って来て、建物に
ぶつかり反対側に横転した模様

壊れた車庫と住宅


見るも無惨な愛車


警察の現車見聞

現場を見ると、「どうしてこんな事故になるの?」普通の状態の運転者なら考えられない状況である。日の出前の暗闇だったそうだが、大きな音で近所の人たちは外に出てきたそうだ。二人組の犯人が逃げていくのを見た目撃者もいた。車が横転しても、たいしたケガもせず、逃げていった犯人は悪運の強い奴だ。

私の車を盗んでこんな事故を起こした犯人が悪いのは当たり前だが、しかし、自分の駐車場とはいえ、車にキーを付けたままその場を離れた私にも管理上の責任はある程度免れないと思う。「人を見たら泥棒と思え」なんて、本当にいやな世の中になってしまった。
これから被害者の方々の補償問題が発生し、それがどんな展開になるかとても気がかりである。本当に私はアホな保険屋だ・・・。


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